口腔内は非常に敏感であり、それだけに歯茎に麻酔の注射を刺すとき痛みを感じる患者様も少しいます。 麻酔の痛みについては 針の太さ、スピード、薬液の温度、量で決まってきます。 針を刺す際の痛みは、表面麻酔・極細ゲージの針を使用し、麻酔液注入時の痛みは、あらかじめ麻酔液を温める機会を用いて人肌に温めておきます。そして一定の速度で注入し、あまり圧力がかからないようになるべく無痛になるように施します。
ぶつけた程度によりますが、原則的には歯科医院にすぐにお越しください。歯が抜けた場合は汚れていても洗わずに牛乳か歯の保存液、もしくは口にふくんでお越しください。ケガの直後なら歯が戻る場合があります。
①むし歯
②根面露出:歯周病により歯肉が退縮して歯の根が見えてしまう
③かみ合せの負担が過度になっている
④神経が過敏な状態になっているものがあります
それぞれ、むし歯の処置、歯周外科療法、咬合療法が必要です。 市販の歯磨き粉(シュミテクトなど)が効かない場合は是非、お越し下さい。
口臭には口臭症と自臭症の2種類があります。
口臭症:他人が感じるもの
自臭症:他人にはわからない自分だけしか感じないもの
真性口臭症には病的な原因がなくて一時的なものと、病的な原因があるものとがあります。病的原因としては、歯周病と舌苔(ぜったい)、口腔内乾燥症などお口の中の問題や耳鼻咽喉・呼吸器系そして消化器系などの内科的な問題など様々です。専門医による客観的な診断のもと、原因を突き止め適切な治療をすれば殆どの場合治ります。
妊娠中でも歯科治療はできます。ただし、原則として応急処置のみが一般的です。必要があれば、妊娠中期(安定期)時の治療をお奨めします。 定期的な検診が一番です。
妊娠中は女性ホルモンの影響から歯肉が炎症を起こしやすい状況になります。お口の中を清潔にすることで、改善されます。是非歯科医院でお口の中を清潔にするケアを行って下さい。
歯周病にかかっている方とそうでない方では、低体重児を早産する可能性が高くなるという報告があります。報告では、歯周病菌が子宮の収縮に間接的に働きかけ、その結果として子宮頸部が拡張し早産となると考えられています。
妊娠することで歯が弱くなることはありません。ただし、妊娠による唾液性状の変化やホルモンバランスの変化、つわりや不規則な食事により、むし歯になりやすく、歯肉の炎症を引き起こしやすくなります。甘いものを控える、だらだら食いを減らすなどして、口腔内を清潔に保つことが重要です。
歯が生えてきたらフッ素塗布を行う時期です。歯は生えてから2、3年が一番未熟で弱くまた、フッ素も取り込みやすい時期です。
もちろんあります。歯茎が退縮して、歯根が露出してきた場合には、特にフッ素は有効です。
歯科の予防の目的で使用する場合、問題ありません。
毎日のフッ素入り歯磨剤による歯磨きやフッ素洗口と、年2,3回のフッ素塗布の両方を応用しても、フッ素が過剰になる心配はありません。
1回分のフッ素洗口液を誤って飲み込んでしまっても、心配いらないとされています。
フッ素はむし歯予防にとって、大きな効果が2つあります。
1つは歯の質を強くする働きです。もう1つは、むし歯菌の活動を抑える働きです。完全にプラークを除去することは不可能なので、それを補うためにフッ素を利用しましょう。 ただし、フッ素は塗ったからといってむし歯にならない訳ではありません。また、定期的に塗らないと効果がありません。