豊中市の皆様、こんにちは。森山歯科医院です。
今回は補綴治療について解説していきたいと思います。
皆様は補綴という言葉を耳にしたことはありますでしょうか。
読みは補綴(ほてつ)と読みます。
歯の大部分や歯そのものを失ってしまったときに、見た目や噛み合わせを補綴装置(クラウン・入れ歯などの人工物)で補うことを指します。
古くは紀元前2000年~1000年からあり、日本でも奈良時代から入れ歯があったといわれており、随分昔から行われてきた治療法と言えます。
この補綴治療にはいくつか種類があり、歯が残っているケースと失ってしまっているケースによって、使用する器具や処置が変わってきます。
材質にも種類があるので、アレルギーや強度や見た目などを考慮して選択することが重要です。
補綴治療の選び方としてはいくつか重要視するポイントがあります。
① 審美性
材料素材によって硬さ・色味などが変わってきます。
歯は顔の印象割合の多くを占めているので、より自然な歯の色や形状を求める方には重要なポイントです。
② 機能性
虫歯の有無、歯周病の進行状態や顎関節部分の健康状態などを加味して、より自然に身体に合うか、口腔内にマッチするかを見ます。
③ 耐久性
より丈夫で長持ちをするかどうか、特に長期間使用する為には素材として品質が高いものを選択する必要性があります。
④ アレルギーの有無
歯科用金属によるアレルギー症状が現れる方もいます。口の中のみや、体の一部分、全身に現れたりするケースなど場所も現れ方も多彩であるので、この点は最も注意が必要でしょう。
以上いくつかのポイントを挙げていきました。
次回では補綴治療の種類について掘り下げていこうと思います。