豊中市服部本町 服部天神駅近くの歯科・歯医者|森山歯科医院|ブログ

気になる噛み合わせについて

豊中市の皆様、こんにちは。森山歯科医院です。森山歯科医院の院長森山博史

歯の噛み合わせがなにかおかしい?と違和感を持たれる患者様がお越しになることがあります。
歯の噛み合わせは上下の歯が接触して成り立ち、通常は特に気にしないことが多いです。しかし歯や歯ぐきが痛くなった時などに違和感を感じて、気になるという場合が多く見受けられます。

歯とあごの骨の間には、歯根膜とよばれる薄い歯周組織があり、この歯根膜によってつながっています。歯根膜は厚さが0.1~0.3mmと非常に薄く、咀嚼時の感覚、その刺激を脳に伝達する役割、そして噛む時に歯に伝わる負荷を吸収・分散させるクッションの役割があります。

歯の諸症状による違和感
噛み合わせの違和感、特に「歯が浮いたような感じ」がする場合は虫歯や歯周病などが影響し、この歯根膜が炎症してしまった際に感じることが多くみられます。歯根膜の説明イラスト この際は、診療して状況を確認したうえで歯を少し削って、歯の当たりを軽くすることにより、かなり違和感が緩和いたします。

この「歯を削る」ということに抵抗を感じる方も多くいらっしゃるのですが、歯は少々削っても大丈夫なのです。歯というものは元々磨り減って削れていっています。違和感緩和のために削るのをためらっていても、日々の食事や睡眠時の歯ぎしりで、少しずつ削れています。
もちろん少し削ったからといって虫歯になりやすくなるということはありません。

次回は補綴治療時に感じてしまう違和感についてご案内いたします。

                   
©2016 森山歯科医院